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看護師ブログ

NURSE BLOG

シニア犬について

2014/01/30

こんにちは。動物看護士の石井です。                                                2014年に突入し早1か月が過ぎようとしています。                                                 本年もスタッフ一同頑張ってまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて、近頃飼い主様と「今年も無事に年を越せましたね~」「今年も1年頑張ってもらわないとね!」なんて会話をよくしています。                                                                        一般的に、7歳以上の犬はシニア犬と呼ばれています(人間でいうと45歳前後)。                    近年では、獣医学の発達・普及、飼育環境の改善、飼い主様の意識の向上等でペット達の平均寿命は延びています。                                                                当院に通われるワンちゃんも7歳以上の子はたくさんいらっしゃいます。                          そこで今回はシニア犬についてお話します。

シニアというと、少し抵抗のある方もいらっしゃるでしょう。私も同じです。我が家には今年10歳になる大型犬がいますが、まだまだ元気!若い頃と何ら変わりない!と思いつつも、ふと年をとったんだなぁと感じることが増えてきました。                                                       人間の何倍ものスピードであっという間に年をとるワンちゃん達。シニアライフを快適に過ごすためには飼い主様がしっかりと愛犬の年齢を自覚し、早めの準備をしておくことが重要です。

ワンちゃんの外見や行動からわかる老化のサインはたくさんあります。痩せてきた、毛艶がなくなってきた、目がしろくなってきた、イボのようなものが増えた、口臭がある、動作が鈍く寝ている時間が増えた等。   しかし毎日一緒にいると変化に気づかないこともありますよね。例えば週に1回ブラッシングやスキンシップも兼ねて普段のお手入れより念入りに時間をかけて身体の隅から隅まで触ってあげる時間を作ったり、ワンちゃんを飼っている方とお喋りすることで今まで気づかなかった何気ない変化に気づくこともあるかもしれません。

フードはシニア用の総合栄養食に徐々に切り替えましょう。療法食を除く一般的なフードにはパッケージを見るとだいたいのものに適正年齢が記載されていますね。パピー・アダルト・シニア等ありますが、必要な栄養素は年齢によって変わってきます。その子の年齢に合うフードを選んであげましょう。

安全に生活できるよう、お部屋の工夫もするといいでしょう。家具の角や柱のようなぶつかりやすいものには、その子の目線に合わせてクッション等でガードしたり、フローリングは滑りやすいのでカーペットやマットを敷いて足腰に負担がかからないようにしてあげましょう。足腰がふらついてしまう場合はトイレを行動範囲内、いつもいる場所の近くにしたり、お外で排泄する子は抱っこしてその付近まで連れて行ってあげましょう。

老化に伴い病気になる可能性も高まります。病気が進行してしまうと治療が困難になることも少なくありません。年をとってきたなぁと感じたら、年に1~2回は健康診断を受けることをお勧めします。

いつまでも快適に心穏やかに過ごせるよう、愛犬と今一度向き合い、生活環境を見直してはいかがですか。